マイホーム購入予算の決め方を実務に強いファイナンシャルプランナーが解説します!

小峰一真
  • マネー

夢のマイホーム購入は多くの人にとっての憧れです。しかし、人生で最も高い買い物という事もあって不安を感じる人も多いでしょう。特に、購入には住宅ローンが欠かせないため、決断には勇気が必要です。一方でこれらは、ライフプランから逆算して、マイホーム購入予算を決めていく事で乗り越える事が出来ます。今回はマイホーム購入予算の決め方を、実務に強いファインシャルプランナーが解説しますので、ご参考ください。

マイホーム購入にかかる費用を知ろう

予算を決めるにあたっては、マイホーム購入にかかる費用を把握することが大切です。不動産屋に行くと「物件価格○○万円」と書かれて家が売りに出されている事も多く、物件価格を準備すれば購入できると思われがちですが実は違います。物件価格以外にも掛かってくる手数料や諸費用を把握しておかなければ、正しい購入予算を決める事は出来ません。この章では、マイホーム購入に掛かる基本的な費用を紹介しますので、参考にしてみてください。

住宅本体の価格

マイホーム購入時にまず考えなければいけないものが、住宅本体の価格です。住宅本体の価格とは、その言葉の通りマイホームとして建築する建物の価格になります。

当然、土地代や住宅購入時のオプションなどはこの中には含まれていません。また電気や水道の設備の工事、家具の取り付けなどは付帯工事と呼ばれ、住宅本体の価格とは別として考えます。

住宅本体の価格は、マイホーム購入予算の決め方の軸となってくるので、最初に決める必要があります。

仲介手数料

住宅購入時に、不動産会社が売買を仲介している物件を購入すると仲介手数料が掛かってきます。

仲介手数料の金額は不動産会社によって変動しますが、「物件価格×3%+ 6万円」というのが宅地建物取引業法で定められた上限です。

不動産会社が売買を仲介している物件というと、建売物件や中古物件だけと思われがちですが、販売の形態によっては新築物件にも、当てはまる事があるので注意してください。

マイホームの物件価格は決して安価でないため、数%の手数料でも大金となるので予算決めの時は、確実に費用計算をしておくようにしましょう。

金融機関手数料

住宅ローンを金融機関から借りる際に掛かってくる、融資事務手数料も忘れてはいけません。手数料の大きさは、金融機関によって異なりますが一般的には次の2つのパターンに分けられます。

①定率タイプ:借入金額に対して一定の%と割り出す(一般的例:1%~3%)
②定額タイプ:借入金額に対して一定の金額が掛かる(一般的例:3万円~10万円)

仮に3000万円借入を行った場合、定率タイプの手数料1%と仮定すると金融機関手数料は30万円かかる計算になります。反対に定額タイプであれば、多く見積もって10万円と考えると数十万円の差が開きます。

金融機関手数料は金融機関の種類や、債権者の属性、金利などによって変わるので、マイホーム購入の際は注意して、予算を決めていくようにしましょう。

また、金融機関によってはローンの返済が滞った時に備えて、借入額の0.5%〜2%を保証料として設定している場合もあるので、事前に確認しておいてください。

税金や司法書士手数料

マイホーム取得の際には、税金や司法書士手数料も発生します。これらを、簡単にまとめると以下の通りです。

【税金】
・不動産所得税:不動産を取得した時に掛かる税金で入居後に1度支払う
・固定資産税:所有の土地や建物をベースに毎年掛かってくる税金

【司法書士手数料】
・登記費用:購入した土地や建物の所有権を登記する際に掛かってくる費用

購入する土地や建物によって、税金は変動するのでどこにマイホームを購入するかの目安にしてください。

また、登記をお願いする司法書士は、ローンを借りる金融機関や仲介の不動産会社が指定する場合や、自分で探す場合があります。どの方法が費用を抑えられるかを、事前に確認しておく事が重要になってきます。

住宅本体だけ考えてはいけない

このように、マイホーム購入には住宅本体の価格以外にも、多くの費用が掛かってきます。そのため、住宅の本体価格だけで、購入予算を決めると後でお金が足りない事態になりかねません。

特に金融機関から借りられる住宅ローンには住宅本体価格以外の、諸費用は含まれていない事がほとんどで、ある程度のまとまった現金が必要になってきます。

夢のマイホームを折角手に入れたのに、貯金の全てを諸費用で支払うことになると、その後の生活が苦しくなる可能性が高いです。

そうならないためにも、ここまで紹介した費用を把握した上で、マイホーム購入予算を決めるようにしましょう。

ライフプランを無視しない

自分と家族の人生を豊かにする為に、マイホームを購入する人がほとんどだと思います。しかし、購入予算を見誤ってしまうと金銭的に苦しくなり、充実した生活を送る事が困難になりかねません。そのため、マイホーム購入にあたっては、ライフプランをしっかりと建てた上で決めることが大切です。
ライフプランとは人生設計の事を言います。当然人生設計の中には、計画を実行するために掛かるお金も含まれているため、収支を把握することが重要です。今後子供の教育費にどれくらい掛かってくるのか。老後資金はどうやって貯めるのか。このように将来掛かってくる費用を無視せずに、無理のない予算を決めるようにしてください。

住宅ローンは借りれる額と返せる額が違う

最後にマイホーム購入には欠かせない、住宅ローンの注意点についても紹介します。住宅ローンを借入れる際に最も注意しなければいけない事は、借入可能額と返済可能額は違うという事です。

金融機関や不動産業者は年収から割り出した最大価格で、マイホーム購入予算を決めるため借入可能額は高めに出ますが、実際の返済可能額は違います。

一方で、返済額とは将来にわたって借りた人が無理なく、返済できる金額の事を言います。当然ですが、将来の金利の上昇や突発的に起こるライフイベント、子供の教育費用などを踏まえた上で無理のない返済額をから借入金額を決めなければいけません。

そうしないと、住宅ローンの返済に追われ満足いく生活が送れなくなったり、最悪の場合返済が難しくなってしまうからです。

そのため、住宅ローンを利用する前に将来掛かってくるお金を把握して、返済可能額を基に借入を行うようにしましょう。

まとめ:お金の専門家、ファイナンシャルプランナーと相談する

冒頭でも触れたように、人生で最大の買い物であるマイホーム取得は数千万円の借入も必要になるため、不安に感じる事も当然です。不安を少しでも取り除いて、マイホーム購入を実現したい人は、お金の専門家であるファイナンシャルプランナーに相談することをおすすめします。ファイナンシャルプランナーは、お金と人生設計のプロでマイホーム購入を含めた、将来のお金の相談が可能ですので、まずは無料相談から始めてください。

この記事を執筆したカウンセラー紹介

小峰一真(こみねかずま)

2級FP技能士/証券外務員2種/住宅ローンアドバイザー| 明治大学政治経済学部卒業

大手国内証券会社、外資系保険会社を経て、前職では独立系FP事務所に創業から携わっていました。資金計画作成、住宅購入相談、資産運用、保険相談など全般的に得意で、セミナー講師も担当しています。趣味はゴルフと読書、スポーツ観戦(横浜Fマリノス、明治大学ラグビー部を応援!)です。

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