投資初心者は「つみたてNISA」と「iDeCo」どちらがおすすめ?FPが徹底解説します

髙上凛太郎

資産形成の制度で「つみたてNISA」や「iDeCo」をよく目にしますが、投資初心者の方は、どちらを選べばいいのでしょうか?今回は、投資初心者が将来の資産形成をするにあたって「つみたてNISA」と「iDeCo」どちらがおすすめなのかを徹底解説いたします!

「つみたてNISA」とは

NISAには、一般NISA・つみたてNISA・ジュニアNISAの3種類の制度があります。中でも、つみたてNISAは、少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度で、2018年1月からスタートしました。制度の特徴として、年間40万円まで購入でき、最大20年間非課税で保有できます。購入可能な商品は、金融庁が指定した長期・積立・分散投資に適した投資信託に限られています。

「iDeCo」とは

iDeCoは2001年10月1日にスタートした制度で、公的年金にプラスして給付を受けられる私的年金制度です。公的年金のように強制加入ではなく、加入は任意となります。また加入できる者が限られており、それぞれ掛金の上限も異なります。

⑴自営業者等
68,000円/月
 ※国民年金基金の掛金、または国民年金の付加保険料を
  納付している場合は、それらの額を控除した額

⑵厚生年金保険の被保険者のうち
〔1〕厚生年金基金等の確定給付型の年金を実施している場合
12,000円/月
〔2〕企業型年金のみを実施している場合
20,000円/月
〔3〕企業型年金や厚生年金基金等の確定給付型の年金を
 実施していない場合(下記〔4〕の方を除く)
23,000円/月
〔4〕公務員、私学共済制度の加入者
12,000円/月

⑶専業主婦(夫)等
23,000円/月

参照→厚生労働省ホームページ 

「つみたてNISA]と「iDeCo」の違い

つみたてNISAとiDeCoはどちらも税金の優遇措置を受けながら資産運用ができる制度ですが、加入できる条件やお金を引き出せるタイミングなど、大きく3つの違いがあります。

違い①:加入できる条件

つみたてNISAとiDeCoは加入できる人の条件が違います。つみたてNISAの場合は20歳以上なら誰でも始めることができます。 口座開設する年の1月1日現在で20歳以上ということが条件です。

iDeCoは、20歳以上60歳未満の国民年金被保険者であることが加入条件となっております。

違い②:お金を引き出せるタイミング

つみたてNISAとiDeCoでは、お金を引き出せるタイミングが違います。つみたてNISAは、いつでもお金を引き出す事が可能です。一方、iDeCoの場合、原則60歳以降でないと引き出せません。

違い③:税金の優遇措置

証券口座で株や投資信託を運用した場合、配当金や売却益などの運用益には、金融所得課税として20.315%の税金がかかります。つみたてNISAやiDeCoを活用すれば税金の優遇措置があります。つみたてNISAの場合、20年間(年間40万円)までの投資の運用益が全て非課税になります。

iDeCoの場合、運用益が非課税になることに加え、毎月積立をする掛け金が所得金額から控除されます。また、60歳を超えてお金を受け取る際に、一定の条件のもと、非課税になります。

投資初心者におすすめは…

つみたてNISAもiDeCoもどちらも投資初心者向けの制度です。併用できる制度ですが、どちらか迷ったときは「投資の目的」を考えましょう。

老後のために資産形成するということであれば、非課税の優遇を広く受けられるiDeCoを選ぶのが良いでしょう。一方で、資産形成はしたいけど、必ずしも老後資産のためではなく、家を買う時のお金や、子どもの学費の足しにしたいなど、60歳になる前に使う可能性がある場合は、いつでも解約可能なつみたてNISAを選択した方が良いでしょう。

まとめ

つみたてNISAとiDeCoには、それぞれの良さがあり、投資の「目的」によってどちらを選べばいいのか変わってきます。積立でも目的が老後資金であればiDeCo、老後までに使う可能性がある資金はつみたてNISAなど、目的を把握すれば、ご自身に合った制度が分かってきます。つみたてNISAとiDeCoのメリットを最大限活用するために、ぜひFPに相談
してみましょう。

この記事を執筆したファイナンシャルプランナー

髙上凛太郎(たかがみりんたろう)
所属:株式会社マネープランナーズ

マネープランナーズホームページ→https://money-planners.com/wp_test/

2級ファイナンシャルプランニング技能士

広島県出身 東京都在住
新卒で大手通信会社に入社後、外資系金融機関に転職。
日々お客様と接していく中、幅広い提案とより良い商品を提供したいという想いでファイナンシャルプランナーに転身。

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