人生には様々なイベントがあります。中でもお金が関わる住宅の購入や子供の教育費などに関心がある方も多いのではないでしょうか。「家を買いたいけど、予算はいくらがいいのか?」「子供の習い事はどれくらいかかるの?」「高校や大学の教育費を上手に用意するにはどうすれば?」今回のコラムは、そんな悩みがある方必見!自分の人生にどんなイベントが起こり、いくらお金がかかるか把握できる「ライフプラン」を作成するメリットを5つ紹介していきます!
「ライフプラン」とは、現状の生活状況を把握し、将来自分がやりたいことや関心ごとにかかるお金やタイミングを見える化していく作業を指します。人生における地図とも言われております。地図をもって旅に出るのと、地図を持たずに旅に出るのではゴールにたどり着ける確率が圧倒的に変わってくるように、人生においても目標や夢などを達成させやすくするためにライフプランがあります。
長い人生の中で、この先どんな事が起こって、いくらお金が必要なのかを把握して生活する事としない生活を送るのでは、大きく人生が変わってきます。きちんと把握することで、これから起こるイベントに備えることもでき自分の目標や夢を叶えやすくすることができます。「ライフプラン」を作成することによって、これらを具体的に知ることができます。
「ライフプラン」を作成する際、自分1人で考えるのではなく、家族と話し合いながら意見を出し合うのも良い方法です。夫婦であっても、マイホームの購入や子供の進路など意見が違うこともしばしばあります。お互いの考えを共有することによっていま家族がどんなことを考えているのか現状が分かる良いキッカケになります。
進学、就職、結婚など人生に起こるさまざまな出来事をライフイベントと言います。「どんな家に住みたいのか」「子供にどんな教育を受けさせてあげたいのか」「転職するかどうか」ライフイベントごとに多くの選択肢があり、それによって用意すべき金額が変わってきます。大事なことは、自分にとって「理想となるライフイベント」は具体的にいつあって、そしていくら費用がかかるかを考えることが大事です。
ライフイベント表を参考に、今後どんな選択肢があるのかを家族と考えていきます。例えば、住宅を戸建にするのかマンションにするのか、子供の学校を公立にするのか私立にするのかなど。このように具体的にプランを考えていきます。具体的に考えることによって、家族がどんなことを考えているのか分かります。
どんなライフイベントがあるのかを把握したら、次は資金計画です。住宅購入や子供の進学には、沢山の費用がかかります。自分で描いたライフイベントは、いったいどのくらい費用がかかるのか考えてみましょう。
ライフイベントが「いつ」「どんな」そして「いくらかかるのか」を知れば自分の家族にとって最適な準備の仕方が分かります。さらに時間がどれくらいかかるかを知れば、自分にあった積立金額や、どんな金融商品を活用すればいいのかを把握できます。住宅資金、教育資金、老後資金は人生においての3大資金とも言われており、多くの費用がかかるので早めに対策を打つことが大事です。
ライフプランを作ることで、今まで考えもしなかった課題や、自分や家族が本当にやりたい事が分かります。年金問題やコロナの問題などがあり、暗くなっている今ですが、しっかり準備さえすれば、夢や目標を叶えることも可能です。具体的にいくらお金がかかるのか、まずは知りたいという場合はFPに相談してみましょう!
髙上凛太郎(たかがみりんたろう)
2級ファイナンシャルプランニング技能士
広島県出身 東京都在住
新卒で大手通信会社に入社後、外資系金融機関に転職。
日々お客様と接していく中、幅広い提案とより良い商品を提供したいという想いでファイナンシャルプランナーに転身。