「将来の年金が不安、投資はしたいけど何から始めたら良いか分からない。」そのような悩みを持たれている方は意外と多いのではないでしょうか。そういった方が始めやすい投資の1つとして投資信託があります。では投資信託ってどういったものなのでしょうか?今回は投資信託について解説していきます。
実はファイナンシャルプランナーは投資信託などの運用に強い人が少ないです。なぜなら実務経験が少なかったり、保険出身の方や主婦の延長でやっている人が多いからです。つまり、知識や経験がなかったり、それぞれの専門分野しか知らないという人が多いです。しかし、私は専門分野のみというわけではなく、金融全般の視野をもってトータル的なコンサルティングを行っております。知識や実務経験を基に一人ひとりに合った方法は何なのか見出す事ができます。 今回は投資信託について客観的な立場で解説していきます。
投資信託を始める前にまず、3つのポイントを抑えてください!
1つ目は仕組みを理解することです。どのような仕組みで増えるのか知りましょう。
2つ目は投資信託が他の投資と何が違うのか把握しましょう。
3つ目は見極めです。情報が多い世の中だからこそ、正しい選択ができるようになりましょう。
投資信託は投資をしたいという沢山の人達からお金を集めます。集まったお金のことをファンドと呼んでいます。このファンドを投資会社の専門家が、金融市場の株式、債券、不動産などに投資をして運用をしていきます。言い換えると、投資家はお金を出すだけで自分が運用するのではなく、資産運用の専門家に任せっきりなのです。そして、資産運用の専門家が運用で出した利益を受け取るという仕組みになっているのです。
自分1人で多くの株、債券、不動産等に投資をするのは、多大な時間や費用を要します。また、個人が投資できる銘柄には限界があります。その点、投資信託は運用の専門家が代わりに何百もの銘柄に投資してくれるため、効率よく投資することができます。
さらに、自分では投資しにくいような銘柄にも投資することができます。1万円程度の少額からスタートできるので、手軽に始めやすく、運用がうまくいけば高いリターンも期待できます。
投資会社は利益を得るためには、沢山の投資家からお金を集めて運用を成功させたいです。しかし中には運用するためではなく、投資会社がお金を集める目的だけの詐欺のような事案も発生しています。例えば、聞いたこともないような投資先や、何百倍にもリターンがありますよと謳ってくるのは要注意です。
また自分で判断もせず、他人の真似で投資先を選ぶのは非常に危険です。必ず自分自身の考えや目的を持ち、情報収集をしっかり行いながら選んでいきましょう。
投資信託のメリット、デメリットは次回以降深掘りしていきますが、今回簡単にまとめていきます。投資信託は少額から分散投資ができ、プロが運用してくれるというメリットがあります。しかしデメリットとして運用が上手くいかず元本割れ、また為替や信用リスクによって価値が下がってしまうことも考えられます。そのため、投資信託を始める前に改めて自身の運用目的や目標に合っているのか考えていきましょう。次回はこのメリット、デメリットについて細かく解説していきます!
投資信託は専門的な金融知識がなくても少額から始められて、代わりに専門家が運用してくれるという魅力があります。また個人だけでは投資がしにくい新興国や、海外事業にもチャレンジが出来ます。多くの魅力があるからこそ、きちんと自分自身で目的や考えを持って投資先を選ばないと失敗をしやすいです。やってみたい、気になるけどよく分からないなと思っている方はまずそもそも自分に合っているのかを知るためにも、知識や実務経験があり客観的に判断出来るファイナンシャルプランナーに相談してみましょう!
増渕壮太(ますぶちそうた)
2級ファイナンシャルプランニング技能士
大手金融機関でキャリアを積み、もっと金融を身近なものとしてお客様に感じて欲しい、たくさんの金融商品の中から本当に良いものを紹介していきたいと考え思いきってFP会社の門を叩きました。(元々父親が自営業をしていたこともあり昔から経営やお金のことに関心が強かったということもあります。)学生時代はハンドボールとダンスをしていました。今は筋トレにはまっています!