投資初心者向け!ちょっと難しい投資用語を解りやすく解説します! 今回の用語は「ROE」!

小峰一真
  • 資産運用

株式投資を始めようと会社四季報や証券会社のサイトを見ていると、英語3文字の単語が多く出てくることに気づくと思います。PER…PBR…ROAなど、どれが何に対する指標でどれくらい重要なのか解らない!てなる人も多いでしょう。そこで今回は「ROE」を初心者の方にも解りやすく解説していきます。

意外と難しい投資用語

冒頭でも述べましたが、投資用語は英語3文字の単語やカタカナや日頃見なれない文言が多いので、戸惑ってしまう方も多いと思います。しかし、各用語には連動性があったり一度、確認してしまえばそれほど簡単に覚えられるものが多いので、頭から「ムリムリ!」とならずに習得していきましょう。習得してしまえば投資をする際に役立つこと間違いなしです。

今回は「ROE」について

今回は投資用語は「ROE」!正式名称は「Return On Equity」、この頭文字を取ったのが「ROE」です。日本語に訳すると「自己資本利益率」となります。

自己資本という単語を調べてみると…

企業が安定した経営をするために必要な資金のうち、返済する必要がない資金の調達源泉を指します。

引用元:自己資本とは?他人資本との違いをわかりやすく解説:マネーフォワード クラウド会計

ちょっと難しい単語が出てきてしまいましたが、「返済する必要がない資金」とは皆さんが投資を考える上場している株式会社に置き換えてみると株主資本の事を表しているといって過言ではないでしょう。

※株主資本とは

株主が出資した「資本金」のほか、「資本準備金」「資本剰余金」「利益準備金」「利益剰余金」などで構成されます

引用元:三井住友DSアセットマネジメント

自己資本=株主資本、この株主資本をしっかりと活用出来ているかどうかを計る指標が「ROE」、「自己資本利益率」です。

ROEの求めかたは
ROE(%)=当期純利益 ÷ 自己資本 × 100
となっています。

なぜ「ROE」が重要なのか

「ROE」は企業経営の良し悪しを判断するうえでとても重要な指標です。なぜかというと理由は2つあり、1つは自己資本に対して純利益率が高い企業は株主還元(配当等)をしっかりしている。もうひとつは資本を活用して利益を上げている事が判断できるからです。

ただし、極端に借入額が多い企業は自己資本が減少しているので、借入額が少ない企業に比べるとROEが高くなる傾向になるので注意が必要です。

似ている用語

「ROE」に似ている用語に「ROA」(Return on Assets)日本語訳は総資産利益率と呼ばれるものがあります。「E」と「A」、単語の違いですが実際に用語としての違いはどのような違いがあるのか確認してみましょう。

ROAの求め方は
ROA(%)=(当期純利益÷総資産)×100

総資産と自己資本が変わっただけで計算式は一緒です。

具体的にどう違うのか簡単に確認してみましょう。
ROAは総資産を活用して利益が出たのかを計るので銀行や取引差の注目が集まる指標です。

ROEは先述したように株主資本を活用して利益を出たのかを計るので投資家の注目が集まる指標です。

特にROAは借入金も含めての指標になる。のでROEと比較すると純粋に自己資本の活用の良し悪しが見えてきます。

意外と違いがある指標ですので、セットで注目してみると良いでしょう。

まとめ

投資初心者向けにちょっと難しい投資用語「ROE」について解説してきました。「ROE」に限らず多くの投資用語は1つの用語だけで判断するのではなく、同じような比較で根拠になるデータを変えた用語も含めて比較することが大切です。今回の「ROE」は「ROA」との比較も大切になりますので合わせて確認しておくことをおすすめします。

この記事を執筆したカウンセラー紹介

小峰一真(こみねかずま)

2級FP技能士/証券外務員2種/住宅ローンアドバイザー| 明治大学政治経済学部卒業
大手国内証券会社、外資系保険会社を経て、前職では独立系FP事務所に創業から携わっていました。資金計画作成、住宅購入相談、資産運用、保険相談など全般的に得意で、セミナー講師も担当しています。趣味はゴルフと読書、スポーツ観戦(横浜Fマリノス、明治大学ラグビー部を応援!)です。

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