投資初心者向け!ちょっと難しい投資用語を解りやすく解説します! 今回の用語は「PER」!

山内壮
  • マネー
  • 資産運用

株式投資について勉強していくと、様々な専門用語が出てきます。それが分かればどの個別銘柄が良いのか、どのタイミングで購入すれば良いのか、ということが分かってきます。そこで、FPが投資用語を分かりやすく解説していきます!今回は「PER」!株式投資の初心者の方は必見です。

投資指標とは?

投資家がどの株式に投資すれば良いのか確認する際、指標となるものとして、「配当利回り」や「配当性向」「株価収益率」などがあります。これらを株式の投資指標といいます。

株価が昨日より下がったからだけで安いとは判断できません。この指標の意味が分かれば、配当金が高い銘柄や割安な銘柄など「今買うべき銘柄」がどれか分かります。今回は株式の投資指標「PER」という用語について解説していきます。

今回は「PER」について

PER(ピーイーアール)とは「Price Earnings Ratio」 の略で、日本語で株価収益率といいます。「株価収益率」とは、現在の株価が割安かどうかを判断するための指標のことです。株価が「1株当たりの当期純利益」の何倍になっているかを示します。計算式は以下で表します。

PER(倍)=株価÷1株当たり当期純利益(EPS)

PERは数値が高いと今の株価は割高、低いと今の株価は割安という判断ができます。「何倍になっていたら買いなの?」ということをよく聞きますが、PERには明確な基準はありません。高いかどうかは現時点での数値だけで見るのではなく、過去のPERに比べて判断することが重要です。

また、EPSについては次回以降で解説します。

「PER」の具体例

「ファーストリテイリング(9983)」でPERの見方を解説します。

2017年8月 PER32.1 株価31,470
2018年8月 PER40.7 株価51,810
2019年8月 PER38.7 株価62,570
2020年8月 PER76.1 株価63,380
2021年8月 PER81.9 株価72,520
※8月決算の為、すべて8月末時点の数値

2017年より2021年のPERが高いことから、割高ということがわかります。もし2017年に買って2021年には相当利益が得られたわけです。

「PER」で注意すること

単純にPERが低い銘柄を買えば良い訳ではありません。注意するポイントがいくつかあります。

業界の水準

ある企業の個別銘柄のPERが15倍だとしても、競合他社も15倍程度であれば、低いとも高いとも言えません。このように、業界の水準を確認しながら判断する必要があります。もしかしたら、今見ている個別銘柄より良いものが見つかるかもしれません。

企業の業績

PERが低くても、業績が悪化する可能性があるのであれば「買い!」とは言い切れません。業績が悪化したら、更にPERが低くなってしまって損をしてしまう可能性があるからです。

逆に、PERが高いからといっても、今後の業績に期待が出来るなら、買ってはいけないとも一概にはいえません。上述してある「ファーストリテイリング(9983)」は2020年のPERが76倍と少し高くても、2021年には更に株価は高くなっています。

ちなみに、株価が割安に放置されていて低リスクで運用できる「バリュー株」と、株価が割高だか業績の急拡大が期待できる「グロース株」があります。こちらの用語も次回解説します。

まとめ

PERを計算すれば、現在の株価が割安かどうかが分かります。しかし、現時点のPERだけを判断材料にせず、PERの過去の推移や業界全体の業績、企業の将来性、その他投資指標も併せて検討すると良いでしょう。

今後もこういったちょっと難しい投資用語をまた解説していきます!

この記事を執筆したカウンセラー紹介

山内壮(やまうちそう)

2級ファイナンシャルプランニング技能士/AFP/トータルライフコンサルタント

大手金融機関に通算5年間勤務した後、「お客様から『一生つきあっていける家族のような存在』と思ってもらう」という想いからファイナンシャルプランナーに転身。
自身も2歳の子供のパパとして子育てに仕事に奔走しています!

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