債券とは?初心者でも5分で理解できる3つのポイントを詳しく解説します

倉知洋平
  • 資産運用

債券とは、国や地方公共団体、企業などが、投資家から資金を調達する目的で発行する「借用書」のようなものです。投資家にとって、安定的に増やすことができる金融商品でもあります。しかし、「仕組みはどうなっているの?」「他の金融商品との違いは何?」と思っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、債券の仕組みや特徴、他の金融商品との比較など、基本的なことについて解説していきます。

債券とは?

債券とは、国や地方公共団体、会社などの発行体が、投資家から資金を借り入れるために返済日や利子の条件を明確にした借用証書や有価証券のことです。この債券の価格は、市場金利との関連で日々変動しています。その価格変動により、債券の利回りも変化します。

債券の特徴として、金利が上昇しているときは債券の価格は下がり、逆に金利が低下しているときは債券の価格は上がります。ですから、金利上昇が見込まれるときは、長期の債券ほど購入を慎重に判断する必要があります。

ここでお気づきかもしれませんが、同じ読み方で債権という言葉があります。しばしば混同されることが多いこの言葉ですが、実は債権は財産権の一つのことを指し、法律上の権利を有する人が、特定の人に対して一定の行為を請求できる権利のことを言います。ちなみに、債権の対義語は債務となります。

そのため債券は前述のとおり、国や地方公共団体、会社などの発行体が、投資家から資金を借り入れる際の借用証書や有価証券権のことで、債権は資金を借り入れた国や地方公共団体、会社などが負った債務を投資家が回収する権利のことを言います。

債券を理解するために押さえるべき3つのポイント

債券を理解するために必要なポイントは3つあります。

債券はお金を貸す側の権利書である

債券は、投資をするうえで貸す側の権利を売買しやすくするために、その権利を有価証券の形にしたものです。ここでいう権利とは、発行体が破綻しない限り償還日に債券の額面金額が受け取れること、満期までの期間、定期的に利子を受け取ることの2つあります。

先述の通り、債券は有価証券であるため、満期を待たずに売却し途中で売却することも可能です。ただし、その場合、そのときの市場価格で換金することになるため、金利の変動などによって元本を割る可能性があります。

借りる側は国・地方公共団体・会社などである

例外もあるが、一般的には借りる側は、国や地方公共団体、会社であり、貸す側は投資家(個人)となるケースが多いです。

借りる側である国や地方公共団体、会社は、投資家から借り入れをする目的で債券を発行します。一方、貸す側である投資家は、発行体の信用度と、満期まで保有した場合の額面金額の保証、その間の利子を判断材料に、投資をするか否か決めます。債券の満期までの期間も1年、5年、10年など種類があるため、運用する期間や目的に応じて選択し、安定して運用する目的で投資をすることが多いです。

安全性は格付けでチェックできる

債券は、元本と利回りの支払いの確実性を格付会社が評価し、信用度をランク付けします。その格付けをチェックすることで安全性が比較的解りやすいです。
また、一般的に、格付けの高い債券ほど利回りは低く、格付けの低い債券ほど利回りは高くなります。それは、格付の高い債券は、信用度も高いため投資家目線で云うならば、投資対象としての需要は高いですが、格付けの低い債券は信用度も低くなるため、投資する際にはリスクも伴うからです。

格付けは、債券の信用度をチェックする際の目安となりますが、あくまで第三者である格付会社の意見ですので、絶対的な投資の判断基準となるものでありません。あくまで判断材料のひとつとしてください。

他の金融商品との違い

債券は、株や投信と同じようにデフォルトリスク(発行体が経営破たんした場合の債務不履行のリスク)はあるものの、満期まで保有した場合には額面金額が受け取れるなど、一般的に株や投信と比べてリスクが低い金融商品です。

ただし、ローリスク・ローリターンの金融商品であるため、株や投信と比べてあまり大きな利益は見込めません。

まとめ

債券は、発行体の信用力を事前に精査して投資することで、比較的安全な投資商品といえます。投資をするにあたって、どれだけ利回りを求めるか、発行体のリスクをどれだけ許容できるかによって、債券のなかでも投資対象は変わってきます。

債券は、他の金融商品と比較して、一般的リターンが小さいといわれるものの、投資をはじめる前にしっかり投資対象として適切かどうか判断することで、堅実に投資をすることができるでしょう。

また投資を始める際には、あまり債券の売買は盛んではないため、注意が必要です。
詳しくはFPと相談しましょう!

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