みなさん、貯金や投資はどういった目的でされていますでしょうか。子供の教育資金、老後にむけて、自身の趣味のため、人によって様々だと思います。その目的を達成するためには、一人一人に合った方法が重要になってきます。今回はその中で購入方法の1つの定量購入法を活用している金融商品を解説していきます。
具体的に解説していきますので、知識として抑えて、投資の選択肢を増やしていきましょう!
定量購入法は、定期的に同じ数量を買い付ける方法です。
代表的な商品としては外貨建保険、一部の海外積立、一部の純金積立の3種類があります。
今回はその代表的な3つを解説していきます!
まず、外貨建保険ですが、支払う保険料や、保険金額、解約返戻金額などが外貨になっている保険のことです。外貨の商品なので為替に連動して毎月の保険料や受取時の保険金額、解約返戻金が変動します。
そもそも為替とは、円をドルに変えるタイミング、またはドルを円に変えるときに発生するものです。
例えば、アメリカに旅行に行き、日本円をドルに変えるタイミングで、1ドル100円の場合、100万円をドルと交換すると、1万ドルになります。
1ドル=90円の場合、90万円になるので、10万円の為替差損ということになります。
逆に1ドル=110円の場合、110万円になるので、10万円の為替差益となります。
このように為替によって、受取金額や支払時の保険料が大きく変わってきます。
外貨建保険の場合は、解約するタイミングで、この為替に注意が必要です。上記で解説したように、解約のタイミングが円高、ドル安だった場合、思っていたよりも受取金額が少なくなってしまうことがあります。
その為、解約するときはその時の為替状況を把握しながら検討するといいでしょう。
海外積立とは、国内ではなく、海外の保険会社や信託会社などで運用をしていく積立方法です。
海外積立は高い運用成果が望める為、人気が高くなってきている商品です。
しかし、まだ認知度が低い為、ネット上にも誤った情報が出回っているので注意が必要です。
純金積立とは、純金を毎回同じ量を購入する方法です。
金は「世界共通の通貨」とも言われるほど信頼が高いものです。
純金積立は〇〇グラムと決めて購入するすることが出来、購入時よりも売却時の評価額が上がっていれば利益になります。
金は現金と違って、金の管理は運営会社が行っているので盗難のリスクもありません。
また、純金積立の中には毎月一定の金額を決めて購入するドルコスト平均法を活用することも可能です。
金の価格が高い時には少ない量を購入し、金の価格が安い時には多くの量を購入するのです。
そうすることで金の平均買付価格を抑えることができます。
ドルコスト平均法を活用した金融商品の詳しい説明はこちら⇒
ドルコスト平均法を活用した金融商品の詳しい説明
積立投資は一般的にはドルコスト平均法を活用した方が良いと言われることがあります。
しかし、一方で運用成果が高い金融商品も多いので、定量購入法を活用した商品を選択される方も多いです。
投資の目的は人それぞれ違うので、多くの人がやっているから、という理由で選択することはおススメできません。
定量購入法が自分の投資スタイルに合っているのか、また数多くの商品の中からどの商品が良いのかを選ぶ為には、見極めが非常に大切です。
その見極めをする為に、客観的で中立的な視点を持つFPに相談しましょう。
増渕壮太(ますぶちそうた)
2級ファイナンシャルプランニング技能士
大手金融機関でキャリアを積み、もっと金融を身近なものとしてお客様に感じて欲しい、たくさんの金融商品の中から本当に良いものを紹介していきたいと考え思いきってFP会社の門を叩きました。(元々父親が自営業をしていたこともあり昔から経営やお金のことに関心が強かったということもあります。)学生時代はハンドボールとダンスをしていました。今は筋トレにはまっています!