このコラムでは具体的な投資信託の選び方について説明をしていきます。投資信託を始めたい方、すでに購入している投資信託が自分に合っているのか疑問がある方はぜひ参考にしてもらえたらと思います。投資信託はたくさんの情報が出回っているので、一つずつ理解をしてぴったりの投資信託を選びましょう!
投資信託を選ぶ際に注意することがあります。専門家によっても意見が違うことや、ある情報を全て鵜呑みにしてしまうと、イメージしていたものとかけ離れてしまうこともあります。そうならないために今回は具体的な投資信託の選び方を4つのポイントで解説をしていきます。その4つのポイントを抑えることと、投資信託をする自分の目的を忘れずに投資信託選びをしていきましょう。
投資信託を選ぶ時のポイントとして純資産総額を確認しましょう。純資産総額とは投資家の皆さんから集めた資金の規模を表しています。その規模が大きいファンドを選びましょう。具体的に言うと最低は30億以上で、100億円あると良いでしょう。理由としては規模が大きいと多くの銘柄に投資が出来るため、分散効果がより高くなります。一方で規模が小さいため潰れてしまったものもあります。「JPM日本株・オープン」は2020年8月時点で純資産総額が4,3億円で販売停止となっています。選んだものがそうならないために、純資産総額は月報で確認をして選びましょう。
銀行や証券会社は販売会社になり、投資信託を始める際に窓口にあたります。それに対して投資信託の商品を作ったり、投資家から集めたお金を実際に運用する運用会社があります。アセットマネジメント会社とも言います。同じグループだと販売会社が売りたい商品を勧めるので、投資家よりも販売会社目線になってしまうことがあります。投資信託は客観的な視野を持って選ぶ必要があります。
投資信託はプロが運用してくれる仕組みです。いわば他人に任せるということになります。運用を行うファンドマネージャーがしっかりしていないと不安です。ですので運用を任せるファンドマネージャーが誰なのか、また運用方針や運用経験の実績など確認をして信頼できるファンドマネージャーを選びましょう。
シャープレシオとは投資のリスクの大きさに対してどれだけリターンが得られるかを数値化したもので、運用の効率を測ることが出来ます。このシャープレシオはファンドのパフォーマンス欄を見ると確認することが出来ます。一般的には1を超えていると優秀な投資信託と言われます。
ここまで具体的な投資信託の選び方を4つのポイントで解説をしてきました。この4つをしっかりと抑えると投資信託選びもより行いやすくなると思います。ただ冒頭にお伝えしたように投資信託をする目的は常に意識していきましょう。慣れるまでは自分だけの考えではなく、客観的な情報をいれ軌道を固めていくためにFPに相談してみましょう!
面家隆典(おもやたかのり)
2級ファイナンシャルプランニング技能士
大手生命保険会社で個人と法人営業の経験を培い、幅広い選択肢を持ち自分に関わるお客様一人一人の思いを叶えたいという想いでファイナンシャルプランナーに転身。
一つの悩みの解決で終わるのだけでなく、その先を見据えた幅広い解決策を話します!