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「つみたてNISA」のデメリットをファイナンシャルプランナーが詳しく解説!

加藤航四郎
  • マネー
  • 資産運用

#つみたてNISAのデメリット3つを解説 #つみたてNISAで気をつけるべきポイントとは

「つみたてNISA」には様々なメリットがあり、初心者にも始めやすいです。しかし、デメリットもあります。この記事では「つみたてNISA」の3つのデメリットを詳しく解説していきます。これから「つみたてNISA」を始めてみようと考えている方は、是非参考にしてみてください。

「つみたてNISA」は元本割れする可能性がある。

「つみたてNISA」の対象は投資信託です。投資信託のデメリットは元本保証が無いことですので、運用がうまくいって利益が得られることもあれば、運用がうまくいかず投資した額を下回って、損をすることもあります。例えば、投資した800万円が500万円になっていることもあり得る、ということです。

選択できる投資信託が少ない

「つみたてNISA」は長期に渡って積立をすることを支援しています。そのため対象商品は、運用が安定していて、手数料が低く、分散投資が出来ている投資信託に限定されています。リスクが抑えられさらに、高い利益が見込まれる優良な投資信託が自分の希望だったとしても、その投資信託が「つみたてNISA」の対象ではない可能性もあります。

非課税になる投資額が少ない

「つみたてNISA」の投資非課税枠は年間40万円です。それ以上追加しようとしても、つみたてNISAの投資非課税枠が使えません。なので、1カ月あたり約33,000円ということを念頭に置いて積立額を決めると良いでしょう。また、途中でもっと投資をしたくなった場合「つみたてNISA」を「一般NISA」に変更して投資非課税枠を大きくすることも出来ます。

「つみたてNISA」から「一般NISA」への変更方法

変更の流れは一般的に以下のようになります。

①証券会社に変更の申し出をする
②変更書類が届き、そちらに記入して本人確認書類と共に返送する
③手続き完了後、証券会社からお知らせが届く

※金融機関によって対応が違う場合があります。

また、変更するタイミングも注意が必要です。
同年中「一般NISA」を始めたい場合は、次の2点を満たす必要があります。
「つみたてNISA」で今年の投資非課税枠を1円も使っていない
9月30日までに手続きを終わらせる
必要書類もあるので、詳しくは各金融機関に聞いてみるのも良いでしょう。

まとめ

「つみたてNISA」にはメリットが多くあります。ただ、デメリットもあるので注意しながら始めることが大切です。この記事を読んでデメリットが理解できれば「つみたてNISA」はとても良い制度だと思います。
ただ、本当に自分が始めていいのか分からない場合は、信頼できるFPに相談すると良いでしょう。

この記事を執筆したカウンセラー紹介

加藤航四郎(かとうこうしろう)
2級ファイナンシャルプランニング技能士

埼玉県出身。
大手金融会社に入社。
お客様とお話しをしていく中で、お客様と末永いお付き合いと、より中立的な立場からの手助けをしいたいという想いからファイナンシャルプランナーに転身。
若さを武器に全国のお客様のもとへ飛び回っている新進気鋭のファイナンシャルプランナー。

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