外国債券のメリットをファイナンシャルプランナーが詳しく解説します!

倉知洋平
  • 資産運用

債券の中には、海外の国や地方自治体や法人などが発行する外国債券があります。これは、外貨で発行されたものや外国の市場において発行されたものであるため、為替や金利の注意が必要です。しかし、それらをうまく利用することで非常に良い運用商品になるため近年注目されています。今回は外国債券のメリットや購入方法といった基本的なことについて解説します。効率の良い資産形成を、外国債券で始めてみましょう。

外国債券とは?

外国債券は、海外の国や地方自治体や法人などが発行するものであり、世界の投資家から資金を借り入れるために返済日や利子の条件を明確にした借用証書や有価証券のことです。
そのため、払込や利金・償還金の受け取りが外貨で行われる債券もあります。これにより、元本の払い込みや利子の受け取り、償還金の受け取りが外貨で行われるため、円に転換するときに為替の影響を受けることになります。
また、外国債券の価格は市場金利との関連で日々変動しており、その価格変動により債券の利回りも変化するため、金利や為替をうまく見極めていくことが必要になります。

外国債券のメリット

外国債券のメリットとして今回は3つご紹介します。為替や金利はリスクにもなり得ますが、それらをしっかり理解をしたうえでうまく運用すると、日本で発行した債券では得られない非常に良い結果を生み出します。また、投資先を一部外国にすることで、リスク分散ができます。

日本に比べて比較的高い金利

一般的に日本は長い間低金利が続いており、世界的に見ても金利が低いことで知られています。しかし、他国の金利を日本と比べてみると、日本より高い国が多くあります。各種金利は債券と連動しているので、それぞれの国や地域の政策金利に注目すれば、日本と比べてどの国や地域の金利が高いのかがわかります。

これを利用することで、たえば、政策金利と同じ利率で100万円を10年間複利運用した場合、10年間で受け取ることができる利子が大きく違ってくるため、外国債券は個人投資家に人気なのです。

為替差益が期待できる

外国の通貨を利用するため為替にとる差益が期待できます。例えば、債券購入時は1USドル=100円の為替レートだったとします。償還時に為替レートが80円になった場合、ドルに対して円の価値が上がる「円高」の状態です。

逆に120円になった場合、円の価値が下がる「円安」の状態です。円高による為替差損のリスクはあるものの、円安になった場合は為替差益が狙える点はメリットといえます。

分散投資ができる

外国債券は多くの国が投資対象となるため、通貨別や満期までの期間、利回りなど様々な種類があり、資産運用の目的に合わせた選択ができます。しかし、外国債券は日本の債券や株式などと値動きが異なる傾向があります。
そのため、基本的に投資のリスクを回避するためには、分散して投資を行うことが大切です。他の資産と外国債券を組み合わせたり、米ドルやユーロなど複数の通貨に分散して投資することでリスク低減効果が期待できるからです。 つまり、通貨の分散です。
これによりたとえば、日本円の価値が下がったとしても、米ドルの価値が上がることで大きな損失を回避し、時には利益を生み出すこともできるのです。

外国債券の購入方法

債券の購入において、新しく発行された債券である新発債と、すでに発行されている既発債の2種類があります。このいずれかを証券会社から直接購入することができます。新発債や既発債は常に募集がされているとは限らないので、証券会社から直接購入する場合は事前に、Webサイトや営業担当者に確認をしておきましょう。

近年人気となってきたネット証券の場合は、新発債は稀にしか募集がされておらず、外国債券に投資をする場合、既発債になる可能性が高いと言われています。既発債を購入する場合、新発債と異なり同じ債券であっても証券会社によって債券価格が変わる場合があるので注意が必要です。

また、債券の購入単価や償還までの残存期間によって、利回りが変動したり、経過利子が発生したりすることもあります。

まとめ

外国債券は外国の高い金利や為替差益、分散投資が可能というメリットがある一方で、為替などのリスクなどがあります。そのため外国債券に投資する際は、十分に比較した上で購入を検討するとよいでしょう。詳しくはFPと相談しましょう!

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