インデックス運用を採用している投資信託の見極め方 | ファイナンシャルプランナー相談はマネープランナーズ

インデックス運用を採用している投資信託の見極め方

吉村 将成
  • 資産運用

「資産運用を始めてみたい」という初心者にオススメなのがインデックス運用の投資信託です。日経平均株価やNYダウなど指数に投資でき、ネット証券を利用すれば100円から購入できます。この記事では、「インデックス運用の投資信託とはどういうものか」ということを、メリット・デメリットと一緒に解説します。

インデックス運用の投資信託とは

インデックス運用の投資信託(インデックスファンド)とは、日経平均株価やNYダウなどあらかじめ決められた指数(ベンチマーク)と同じ値動きを目指して運用する方法。インデックスファンドに投資することで、そのインデックスを構成する銘柄に幅広く分散投資することになるので、リスクを抑えながら運用することが可能です。

たとえば、日経平均株価に連動するインデックスファンドを購入した場合、組入対象となっている225銘柄に投資しているのと同じ効果があるのです。組入銘柄を一つ一つ買うと 多くのお金が必要ですが、インデックスファンドの場合、ネット証券なら100円から購入することも可能です

インデックス運用の投資信託の強みと弱み

それではインデックスファンドの強みと弱みを紹介します

強み

1.シンプルで運用成績がわかりやすい

インデックスファンドは、日経平均株価やNYダウなど株価指数に連動するように運用しているため、値動きがわかりやすいというメリットがあります。ネットニュースや新聞などで目にする機会も多いので、値段もチェックしやすいです。

2.投資信託にかかるコストが低い

投資信託のコストとして、購入時手数料や保有時にかかる信託報酬があります。購入手数料は、インデックスファンドの場合、無料(ノーロード)のものが多くあります。

また、保有コストである信託報酬も低い傾向にあります。それは、インデックスファンドは株価指数に連動する運用しているため、個別銘柄を選択する手間がかかりません。その結果、運用にかかるコストを低く抑えることができるのです。

弱み

1.大きな利益は狙えない

インデックスファンドは幅広い銘柄に分散投資するため、リスクを抑えた運用が可能です。しかし、裏を返せば市場平均並みのパフォーマンスしか得られません。

インデックスファンドでは、市場平均を上回るような大きな利益は狙うことはできないのです。インデックスファンドは運用にかかるコストが低く、幅広い銘柄に分散投資してリスクを抑えているので、長期で積立投資を行うような資産形成に向いています。

インデックス運用の投資信託の見極め方

1.純資産総額
純資産総額とは、組み入れられている株式や債券などの時価総額のことです。つまり、インデックスファンドの規模を表しています。純資産総額があまりにも低くなってしまうと、ファンドの運用が止まってしまう(償還される)恐れがあります。必ず純資産総額が右肩上がりに増えているかどうかチェックしましょう。純資産総額は、投資信託の紹介ページなどで確認することができます。

2.信託報酬
信託報酬とは、インデックスファンドを管理・運用してもらうための経費として、保有している間ずっと投資家が支払い続ける費用のことです。インデックスファンドを持ち続けている間ずっとかかる費用なので、信託報酬も必ずチェックするようにしましょう。

まとめ

インデックスファンドを購入する場合、純資産総額や信託報酬などをチェックする必要がありますが、何百本ものインデックスファンドがあるので、どのファンドがいいのかというのを見極めることは難しいでしょう。

そんな時には資産運用のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)に相談しましょう。

ファイナンシャルプランナーなら、どのインデックスファンドを選べばいいのか、どのように運用していけばいいのかということをアドバイスしてくれます。自分だけで銘柄を決めるのは不安だという方は、FPに相談するという選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。

この記事を執筆したカウンセラー紹介

吉村将成(よしむらまさなり)
2級ファイナンシャルプランニング技能士/経営管理修士(MBA)

大手外資系企業の営業、人事、経営企画室を経て生命保険系ベンチャーに転職。メットライフ生命とのパートナーシップ事業にて3年間で14社約150名の保険代理店グループを形成。2014年12月当社の親会社インシュラーズ株式会社を設立。株式会社マネープランナーズ取締役。

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