このコラムを読むと解ること
#子育てと仕事の両立#働くママ#新しい共働きの仕方#今の時代の新三種の神器
子育てと仕事を両立させている女性ってどのようなイメージを持ちますか?昼間は仕事、夜は子どもにご飯を食べさせ、お風呂に入れて、寝かしつけ…、目まぐるしく1日が過ぎていきます。子育ても仕事も両立しなければならないワーキングマザーは本当に大変。そこで、働くママが子育てと仕事を両立させるメリットやポイントを詳しくご紹介します。
厚生労働省などの統計によると、平成30年現在の専業主婦世帯は約600万世帯、共働き世帯は1,219万世帯でした。その一方で、有配偶者の家事関連時間は男性が47分、女性は5時間2分で、女性が家事に費やす時間は男性よりも圧倒的に長いことがわかります。
詳しいデータはこちら⇒専業主婦世帯と共働き世帯
日本では「家事は女性がするもの」という固定概念がまだ根強く残っているために、夫からの協力を得られないケースも多いようです。共働き世帯が増えている今でも、家事のほとんどを女性が担っているために、子育てと仕事の両立に難しさを感じてしまうのかもしれませんn。
それだけでなく、保育園や幼稚園に通う子どもは頻繁に感染症にかかるために、体調を崩すことが多いです。仕事を早退したり休んだりして職場に迷惑をかけることもあります。子どもに何かあったときに仕事を調整しなければならないのも、両立が難しい要因のひとつでしょう。
しかし、母親が働くことで得られるメリットもあります。夫婦共働きとなると、片働き世帯よりも収入が多くなります。その分生活にゆとりができ、旅行やレジャーなどの娯楽にお金を使うことができます。
また、片働き世帯より貯蓄が増えるのはもちろん、働いているうちに年金も多く払っているので、受給できる年金がおのずと増え、老後の安心にもつながります。
子育てと仕事の両立は確かに大変ですが、その分、お金や経験、老後の安心など、家族で得られるものは大きいといえますね。
では、実際に子育てと仕事をうまく両立させるポイントをご紹介します。
先述した通り、女性が家事・子育てを多く担っている現状を打開し、男性の協力を得ることで、ママの負担が軽減され、仕事との両立がしやすくなります。そのためには、パパ・ママで家事の役割分担が欠かせません。
とはいえ、仕事が忙しくて帰宅時間が遅くなり、どうしても家事をする時間を確保できないときもあるでしょう。そのような場合、仕事が忙しい時は家事を任せて、相手が忙しい時はは自分が家事を多くこなす、というように臨機応変に対応できるといいですね。
お掃除ロボット、食洗器、乾燥機付き洗濯機は、「新・三種の神器」と呼ばれ、共働き世帯の家事をサポートする家電として人気を集めています。デザイン性・機能性に優れたものが多く、掃除、洗い物、洗濯といった家事の中でも負担になることを家電に任せられるので、働くママの負担が軽減されるのは言うまでもありません。
また、家事を一手に任せたい場合は家事代行を利用する方法もあります。政府は、家事代行が女性のより一層の活躍促進に寄与すると考えており、家事支援サービスの利用を促しています。セキュリティ面での不安や、他人に家事を任せることへの抵抗感があるかもしれませんが、忙しいワーキングマザーを強力にサポートしてくれるはずです。
仕事がお休みの日ににまとめて家事をこなすだけでも家事の負担が軽減されるものです。洗濯や洗い物はその日に行わなければなりませんが、お弁当のおかずの作り置きをするとか、週末にまとめてできることなら後回しにしても問題ないのではないでしょうか。
また、家事に専念しながらも、子どもと遊ぶ時間も確保してあげると尚良いでしょう。仕事がある日にコミュニケーションを多くとれていないと感じているママは多いので、休日のここぞというときに遊んであげれば、子どもも寂しさを感じることは少なくなるはずです。
家事が思うようにはかどらなかったり、子どもとのコミュニケーションがとれないときに子育てと仕事の両立が難しいと感じるかもしれません。そのようなときこそ、「困ったときはお互い様」の精神でパパとの連携しながら家事をこなすことが大切です。ここでご紹介したポイントをぜひ実践してみてくださいね。
小峰一真(こみねかずま)
2級FP技能士/証券外務員2種/住宅ローンアドバイザー| 明治大学政治経済学部卒業
大手国内証券会社、外資系保険会社を経て、前職では独立系FP事務所に創業から携わっていました。資金計画作成、住宅購入相談、資産運用、保険相談など全般的に得意で、セミナー講師も担当しています。趣味はゴルフと読書、スポーツ観戦(横浜Fマリノス、明治大学ラグビー部を応援!)です。
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