「つみたてNISA」のメリットと注意点をファイナンシャルプランナーが詳しく解説!

加藤航四郎
  • 資産運用

「つみたてNISA」には様々なメリットがあります。しかし、メリットの裏に潜んでいる注意点もあります。この記事では「つみたてNISA」の3つのメリットと注意点を詳しく解説していきます。これから「つみたてNISA」を始めてみようと考えている方は、是非参考にしてみてください。

「つみたてNISA」と「NISA」の特徴

「つみたてNISA」のメリットを見ていく前に、従来の「NISA」と比べながら「つみたてNISA」の特徴を見ていきましょう。

特に①非課税枠②制度期間③対象商品について、以下のような違いがあります。

①非課税枠

つみたてNISA:
年間40万まで投資した分の利益は非課税
NISA:
年間120万円まで投資した分の利益は非課税

②制度期間

つみたてNSA:
最長20年間制度利用可能
NISA:
最長5年間制度利用可能

③対象商品

つみたてNISA:
金融庁が定めた投資信託のみ対象
NISA:
上場している株式や投資信託が対象

「つみたてNISA」の運用益は非課税

まず最初のメリットは、年間40万円まで投資した分の運用益が20年間非課税になる点です。最大800万円分の投資について、税金の優遇を受けることができます。
「NISA」は年間120万の投資に対して運用益が5年間非課税になる、つまり最大600万円分の投資について非課税になるので、2つの制度を比べると「つみたてNISA」の方が投資非課税枠は多いことが言えます。
注意点は、年間40万円の非課税枠が余ったとしても、次年度に繰り越しできない点です。投資非課税枠は月換算にすると33,333円/月です。もし非課税のメリットをフル活用したいのであれば、あとどれくらい投資非課税枠が使えるのか確認して行いましょう。

「つみたてNISA」は積立ながら投資ができる

2つ目のメリットは、まとまったお金が無くても始められる点です。「NISA」も「つみたてNISA」も少額からの投資で始められます。しかし、「NISA」は5年間しか投資非課税枠が使えないので、「今からコツコツと積み立てていく」人にとっては期間が短いのです。なので、まとまったお金が無くても20年間という長期で税金に優遇されながら投資して積み立てていけるように「つみたてNISA」ができました。

注意点は、大きな金額を運用することができない点です。「つみたてNISA」の投資非課税枠は40万円しかないので、例えば100万円のボーナスが出たとしても、全額を「つみたてNISA」で運用することは出来ません。

しかし、「NISA」の投資非課税枠は120万まであるので、100万円全額運用することができます。つまり、短期間で運用益が狙えるのは「NISA」だと言えます。

「つみたてNISA」はいつでも換金可能

3つ目のメリットはいつでも換金できる点です。

「つみたてNISA」は投資信託などをいつでも途中解約し、換金することができます。
注意点は解約した額をその年再び投資非課税枠として使うことはできない点が挙げられます。

例えば、その年に40万円既に投資してしまい、投資非課税枠を増やしたいから10万円解約したとしても、投資非課税枠は増えない、ということです。なので、メリット1でもお伝えしましたが、ご自身でいくら非課税枠を使っているのか、把握しながら投資を行う必要があります。

まとめ

「つみたてNISA」にはメリットが多くあります。そのメリットを生かす前に、残りの投資非課税枠など、現在の自分の状況を把握する必要があります。自分を客観視しながらメリットと注意点を理解できれば、「つみたてNISA」はとても良い制度だと私は思います。

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