アクティブ運用の投資信託の見極め方

小峰一真
  • 資産運用

投資信託の運用方法には、指数に連動を目指す「インデックス運用」と、指数を上回る運用成績を目指す「アクティブ運用」の2種類に分類できます。アクティブ運用の投資信託はたくさんあるので、自分の運用方針に合った銘柄を見つけるのは困難です。この記事では、アクティブ運用の特徴から強み・弱み、そして実際にどのような投資信託を選べばいいのかについて解説します。

アクティブ運用の投資信託とは

アクティブ運用とは、投資のプロであるファンドマネージャーが対象企業の調査研究を行い、日経平均株価やTOPIXなど指数を上回る運用成果を目指す方法です。運用手法として以下の4つがあります。

1.トップダウンアプローチ

景気や金利・為替などマクロ経済から分析し、その結果にもとづいて銘柄を絞り込んでいく方法

2.ボトムアップアプローチ

個別企業に対する調査・研究を積み重ね、その結果にもとづいて組み入れ対象となる銘柄を選択して行く方法

3.グロース投資

株価の水準よりも、売上高や利益の伸び率など、将来の成長性が期待できる銘柄に投資する方法

4.バリュー投資

PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などを基に投資対象を選別し、株価が割安と判断される銘柄に投資する方法。

アクティブ運用の投資信託の強みと弱み

それでは、アクティブ運用の強みと弱みを紹介していきますね。

強み

1.市場平均以上の大きな利益が期待できる

アクティブ運用は、独自の調査・分析により市場平均を上回るパフォーマンスを目指します。株価指数に連動するインデックスファンドの場合、運用成績は指数を大きく上回ることはありません。しかし、アクティブファンドなら市場平均よりも大きな利益を得られる可能性があるのです。

2.運用手法がさまざま

アクティブ運用は話題のテーマ(AI・フィンテックなど)を投資銘柄として選定しているファンドもあれば、財務の健全性を重視するファンドもあります。運用期間に関しても「短期的な利益を目指す」、「長期投資で資産形成を目指す」など様々な運用方針があるので、自分に合ったファンドを選ぶことができます。

弱み

1.コストが高い

アクティブファンドは、ファンドマネージャーが銘柄を個別に調査・研究するのでコストがかかります。

投資信託のコストには、主に販売手数料と信託報酬の2種類があります。販売手数料は購入時にかかる手数料で、インデックスファンドは無料(ノーロード)のファンドが多いのに対し、アクティブファンドは3%程度かかるのが一般的です。

また、 信託報酬とは投資信託を保有している間毎日かかるコストのことです。これもインデックスファンドは0.7%程度なのに対し、アクティブファンドは1.6%程度かかります 。

2.いつもインデックスを上回るわけではない

アクティブ運用ではファンドマネージャーが銘柄を選択して集中投資するため、運用成績がいい時は市場平均を大きく上回る傾向にありますが、相場環境が悪くなるとインデックスを大きく下回る可能性もあります。

それは手数料の高さにも原因があります。販売手数料3%、信託報酬が2%程度かかるファンドの場合、初年度5%のマイナスから始まります。その後も毎年2%程度の信託報酬がかかり、それを上回る成果を出し続けなければ利益がでません。

アクティブ運用は、インデックス運用よりもハイリスク・ハイリターンの運用になります。短期間では成果を出せても長期間でインデックスを上回り続けるのは困難なのです。

アクティブ運用の投資信託の見極め方

しかし、最近は低コストのアクティブ運用の投資信託も登場しています。とくに毎年の運用成績を上げるために、コストである信託報酬が安いファンドを選ぶべきです。

それでは、オススメの低コストファンドをご紹介します。
ひふみ投信⇒ひふみ投信オフィシャルページ

購入手数料:無料
信託報酬:年1.0584%(税込)

純資産総額が1,000億円を超える人気アクティブファンドです。購入時手数料無料(ノーロード)、信託報酬1.0584%と非常に低コストの投資信託です。さらに、信託報酬は5年以上保有で0.8584%(税込)、10年以上で0.6584%(税込)など長期で保有するほど割引されます。

まとめ

アクティブ運用は指数(インデックス)を上回る成果が期待できますが、コストが高いのがネックです。運用成績を上げるためには、なるべくコストの安いアクティブファンドの中から銘柄を選ぶ必要があります。

しかし、投資信託の数は6,000本以上あるので、銘柄を選ぶのは困難です。そこで、資産形成のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)に相談してみてはいかがでしょうか。

FPなら数あるアクティブ運用の投資信託の中から最適なファンドを提示してくれます。自分で調べて購入するのが不安だという方は、「FPに相談する」という選択肢も検討することをオススメします。

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