NISAに非課税期間が終了したらどうしたら良いのか?FPが解説

将成吉村
  • 資産運用
  • 資金計画

2014年からNISAを利用した場合、2018年末に非課税期間が満了となります。非課税期間が終わった後の株や投資信託はどうなるのでしょうか。実は、所定の手続きをすればNISA口座の非課税期間を延長することができます。非課税でポジションを持ち続けるかどうかを自分で選択できるのです。この記事では、NISA口座の仕組みと非課税期間終了時にどのようにすればいいのかについて解説します。

NISAとは

NISA(ニーサ)とは、少額から投資を行う人のための非課税制度です。株や投資信託などの値上がり益や配当金が非課税になります(通常は、20.315%(所得税15.315%+住民税5%)の税金がかかります)。制度の詳細は以下の通りです。

  • 非課税対象 株や投資信託
  • 非課税投資枠 毎年120万円上限(最大600万円)
  • 非課税期間 最長5年
  • 投資可能期間 2014年~2023年

NISA制度は非課税期間がある

NISAの非課税期間は5年。非課税枠は年間120万円が上限なので、最大600万円までの投資がNISA口座で可能です。NISAで口座開設ができる期間は、2014年1月1日から2023年12月31日までの10年間です。

ただし、5年間運用できるので、2023年にNISA口座を開設した場合は、2027年まで運用できます。しかし、非課税期間が5年と短いため、利益がでているタイミングでうまく売却できるかどうかとう問題が残ります。

非課税期間が終了後の対応について

NISAは2014年1月に始まりました。ですから、最初の非課税期間終了は2018年12月末です。それまでに支払われる分配金や売却した値上がり益は非課税ですが、2019年1月以降は非課税になりません。

売却せずにNISAの非課税投資期間が終了した場合、次の2つの方法があります。

  1. 翌年の非課税枠への移管(ロールオーバー)
  2. 特定口座(一般口座)などの課税口座への移管

1のロールオーバーをしない場合、特定口座や一般口座などの課税口座に自動的に移管され、配当金や売却益は通常どおり20.315%の税金がかかります。

ロールオーバーとは

翌年以降の非課税枠にポジションを移すことを「ロールオーバー」といい、引き続き5年間の非課税枠を使うことが可能です。つまり、非課税で運用できる期間が10年に延長されるのです。

NISAの最大投資金額は120万円ですが、ロールオーバーに上限はありません。株や投資信託のポジションの時価が120万円を超えていても全額ロールオーバーすることができます。ただし、翌年のNISA口座で新規の買付けはできません。

まとめ:プロのファイナンシャルプランナーと相談しよう

NISA口座の期間終了時、何もしなければ課税期間へ移管されてしまいます。ロールオーバーを利用するためには、非課税期間が満了となる年の11月末までに「非課税口座内上場株式等移管依頼書」を提出する必要があるのです。

しかし、NISA口座を他の証券会社に移したい場合や、マイナンバーを提出していない場合は、別途手続きが要ります。ですから、NISAのロールオーバーを考えている場合、資産運用のプロである「ファイナンシャル・プランナー」に手続きを相談してみてはいかがでしょうか。

お客様の状況やニーズを把握し、NISA口座の最適な移管手続きをいたします。NISAの非課税メリットを最大限活かせるようにしましょう。